夢のカリフォルニア [TBS系]
<キャスト>
堂本剛 柴咲コウ 国仲涼子 田辺誠一 野村宏伸 宮藤官九郎 余貴美子 岸部一徳
<脚本>
岡田惠和
<演出>
土井裕泰 三城真一 平野俊一
<主題歌>
堂本剛 「街」
<概要>
TBS系列で2002年4月12日から6月28日まで放送されたテレビドラマである。主演は堂本剛。全11話。平均視聴率8.9%。
それぞれの青春の傷跡を引きずりながらも、生きていくことの意義を見出そうとする若者3人の姿を描いた青春ドラマ。非エリートである若者たちの小市民的な苦悩と、煮えきれない日常の中に必死に希望の光を見出そうとする青春模様には、脚本家・岡田惠和の『ふぞろいの林檎たち』へのオマージュがこめられている。三者三様の痛々しく葛藤するあり様を、堂本剛、柴咲コウ、国仲涼子が好演。
<ストーリー>
三流大学に通う目立たない性格の終(堂本剛)、いじめられっ子の反動でモデルになった琴美(柴咲コウ)、昔はアイドル的存在もその後の人生は失敗続きの恵子(国仲涼子)。中学時代にはほとんど接点のなかった3人は、出席した同窓会で思わぬ事件に遭遇したことをきっかけに、事あるごとに集まってはお互いの心の中の思いを語り合うようになる。
<まとめ>
視聴率も振るわない、内容が重たすぎるとの酷評。あまり前評判がよすぎてがっかりみたいな印象が強いドラマです。ただ僕は大好きなドラマの一つです。
すべてにおいてエリートな人間はほとんどいない、ただ1度きりの人生なんだから大きな事をしたい。しかしそれも難しく、流されるように人生は過ぎていくものだ。 「この先、いいことあるのかな?」 といって終達の中学の同級生である樋口は3人の前で自分から命を絶った。
こんなに深刻ではないけど、大学生から社会人になるこの時期はそういう将来への不安とか自分ってなんだろうといったネガティブな気持ちが心の片隅に常にあったりしますよね。そういった若者の微妙な気持ちがうまく描けていると思います。
主人公の3人、特に堂本剛演じる終の普通っぽさというか小市民的な部分に共感できることが多かったです。
さらにこのドラマでは日常のささいな幸せもうまく描かれていると思います。終の家族3人は好演でした、特に兄役の宮藤官九郎は熱演でした。
主人公3人が決して恋愛関係にならないところもリアルで良かったと思います。説明はしにくいけどこのドラマは、現実離れしてるけどどこか現実的で、リアルではないけどなんかリアルな微妙な雰囲気がいい。重くてどこかさびしいけどゆったりとした空気の流れ方が心地よかったです。
重い話が嫌いな人はダメだと思います、展開が無くだらだら進む話が嫌いな人もダメです。
重い話が大丈夫で、夕方みたいな静かでうら寂しい雰囲気が好きな人には最高のドラマだと思います。
なんていうか、こんな3人もいいね!
2008-02-29 04:36
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